お財布に優しい簡易型電流プローブ
NYA-01は簡易型電流プローブです。DC〜1MHz強程度の帯域で、通過電流を電圧変換しますので、お手持ちのオシロスコープに接続して使用して下さい。安価なオシロスコープに普通の電流プローブはちょっと高いな、というシチュエーションや、個人ごとに持ちたい、試作機材につけっぱなしにしてしまいたい、というようなニーズを解決するのにぴったりです。 特に昨今は低消費電力のマイコンが増えてきて、スリープ状態を有効に使うことも大切になっています。NYA-01を使ってリアルタイムに電流を確認することでより早い問題解決に繋がります。
特徴
- 規定電圧内であれば電源電圧に関わらず1mA = 1mVの直感的な換算(NYA-01-200の場合)
- フルスケール精度0.5%のリニア出力
- 006P 乾電池1本を直付けで省スペース
- 006Pだけでなく外部からの給電も可能(Rev2.0より)
- 帯域幅 1.7MHz、スルーレート 10V/μs VSENSE 最大 150mV
- 入力コモンモード範囲 0 〜 28V でハイサイド側での測定が簡単
(値は使用ICの代表値です。誤差はこれに負荷抵抗の誤差が重畳されます。抵抗は1%精度, 200ppm/℃以下のものを使用しています。出力10mV以下の範囲ではリニアリティが低下しますので、適切なレンジの製品をご検討ください。)
使い方
たったこれだけでリアルタイムに電流を測定することが出来ます。(画像はRev1.2を使用していますがRev2.0でも機能は変わりません)
商品写真(Rev1.2のものです。更新準備中…)
Agilent(Keysight) N1147Aとの比較
Agilent N1147AとNYA-01-202の波形を比較してみました。N1147Aは非接触型ですので、単純に比較は出来ませんが、どの程度の情報が得られるかのサンプルになるかと思います。負荷は下記使用例にあるようなDCブラシレスモータ採用のファンを使ってみました。
グラフの黄色のCH1がNYA-01-202、緑色のCH2がN1147Aです。なお、N1147Aのゼロアジャストが正しくなかったのでゼロ点がずれている点はご容赦ください。。下から1div目の線がゼロでした。
使用例
ステータス
好評をいただいていたRev1.2は部品の入手性の都合より販売終了とさせていただきました。
同じ構成でVCC入力にも対応したRev2.0を2016年9月頃より販売開始します。
購入はこちら
- スイッチサイエンス様
品番情報
- NYA-01-200 (RSENSE=20mΩ) 最大7.5Aまで測定できます(*)
- NYA-01-201 (RSENSE=200mΩ) 最大750mAまで測定できます(*)
- NYA-01-202 (RSENSE=2000mΩ) 最大75mAまで測定できます(*)
(*)Vout=7.5V、Vsense=150mV時。